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2008年2月

2008年2月29日 (金)

State Names in Spanish

ウチの中にアメリカの地図が貼ってある。英語とスペイン語の両方が表示されている。United States of America と Estados Unidos de America と、双方が書いてある。スペイン語表記を略すと EU になってしまい、ヨーロッパ連合? と何だか笑える。フランス語だと États-Unis d'Amérique だからやっぱり EU になる。本論とは離れるがついでにドイツ語では Vereinigte Staaten von Amerika だそうだ。

アメリカ全体では 12.5% の Hispanic or Latino がいるそうで、聞いた話では公共の場所は英語のほかスペイン語も表記していないといけないという法律があるとかないとか。色々な製品の表示も、英西併記というものが圧倒的に多い。街を歩いていると、Spanish speaker が半分もいるのではないかと思うくらいスペイン語が聞こえてくる。

さて地図に戻って、殆どの州の名前は英語しか書いていないが、いくつかの州に関してはスペイン語も併記してある。改めてネットで調べてみると、英語と異なる表記がある州としては、次のようなものがあるらしい。

Carolina del Norte, Carolina del Sur, Dakota del Norte,  Dakota del Sur, Hawai, Misisipi, Misuri, Nueva Hampshire, Nueva Jersey, Nueva York, Nuevo México, Oregón, Virginia Occidental

このうち Carolina, Dakota は North と South があるからそれを言い換えただけ、West Virginia もしかりだが、Virginia del Oeste としなかったのは何故だろう。そして、Nueva Hampshire 等は、New を Nueva に置き換えたわけで、それは良く分かるが、よくよく見ると、Hampshire, Jersey, York は Nueva なのに、México だけは Nuevo になっている。ということは、México は男性名詞で、それ以外は女性名詞ということになる。

確かに、国名には性別がある。Japón は男性名詞で、 España は女性名詞だ。だが、国より下にも性別があるとは知らなかった。調べてみたら、Madrid は男性名詞だった。また、意味は違うかも知れないが Jersey は確かに女性名詞だが、Hampshire と York ははっきり女性とは書いていない。そもそも英語のままなのに、どうやって男性・女性をつけるのだろう?

一方、州の名前がそもそもスペイン語という州もいくつかある。

- California
Baja California という単語があるように、もともとスペイン語。しかし意味は何?

- Colorado
The color red という意味のスペイン語。しかし何が赤い?

- Florida
In bloom または in blossomという意味のスペイン語。何が咲くのだろうか?

- Montana
Montaña が語源だが、これは Mountain という意味のスペイン語

- Nevada
A snow fall という意味のスペイン語。Nieve は雪の意味。しかしネバダで雪というのは何故だろう

- New Mexico
もともとメキシコ領だったわけで、その時の名称が Nuevo México、その英訳が New Mexico

- Texas
語源はTejas Indians。スペイン語と言うよりは Native American の言葉

このほか Arizona もスペイン語由来と考えることも出来るそうだ。

せっかくスペイン語圏と言ってもいい場所に住んでいるなら、少しスペイン語をかじっても面白いかも知れない。

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2008年2月 5日 (火)

Corners

Arlington 墓地から西に5マイルほどの場所、Virginia 州の北部に Falls Church という場所がある。そもそも Falls Church という場所は、アジア系のにおいの濃厚な場所ではあるのだが、その中でも一際異彩を放つ Seven Corners という場所がある。
Seven Corners は独立した市ではなく、多分 Falls Church City の一部だと思われるが、census-designated place としてセンサスでは独立した集計対象地区とされている。2000年のセンサスによると、1,893 家族・3,304 所帯・8,701 人の人口で、民族構成は、比較のため Bethesda、Rockville および全米平均とともに下記にまとめた。

  Seven
Corners
Bethesda Rockville All US
White 49.1% 85.9% 67.8% 75.1%
African American 6.7% 2.7% 9.1% 12.3%
Asian 20.5% 7.9% 14.9% 3.6%
  Chinese 2.1% 2.4% 6.1% 0.9%
  Korean 0.8% 1.1% 2.0% 0.4%
  Japanese 0.1% 0.8% 1.2% 0.3%
  Vietnamese 9.5% 0.2% 0.7% 0.4%
Hispanic or Latino 40.6% 5.4% 11.7% 12.5%

Rockville も俗に Chinatown と呼ばれるほどアジア色はかなり濃厚であるが、Seven Corner には遠く(?)及ばない。Seven Corners が一際異彩を放つのは、上表から言うまでもなく Vietnamese の突出した多さである。

Seven Corners には幾つかのショッピングセンターがあるが、中でも Asian および Hispanic を主な顧客層とする Eden Center という場所があり、通称 “Little Saigon” と呼ばれている。この Eden Center に行くと、読めない文字(ベトナム文字)が色々書いてあり、評判の良いベトナム料理店も何軒か入っている。Eden Center のすぐ脇には Hispanic と思われる家が沢山並んでいる。Hispanic が Vietnamese Restaurant を良く利用するとはとても思えないのだが・・・ Eden Center に限定しなければ、付近には評判の良い中南米料理店も確かに沢山ある。お互いに交流はないが、たまたま同じ地区に隣り合わせてコミュニティが出来たということなのだろう。

さてこの Seven Corners の名前の由来であるが、次の Google map を見れば一目瞭然であろう。

View Larger Map

7叉路の交差点があるからである。交差点を中心として

2時方向: Wilson Blvd East
4時方向: Arlington Blvd East
5時方向: Leesburg Pike East
7時方向: Sleepy Hollow Rd South
8時方向: Arlington Blvd West
10時方向: Hillwood Ave Wes
11時方向: Broad St West

と、それぞれ道路が伸びている。よくもまあ7叉路などが出来たものだと思う。まあ DC の Dupont Circle など、ロータリーにしなければ 10叉路になってしまうわけだが。

Eden Center は、道路で言うと、Broad St West と Wilson Blvd East の間にある(上の Google Map では Wilson Blvd と Arlington Blvd の間にあることになっているが、これは間違いである)。また Arlington Blvd East と Leesburg Pike East の間には Seven Corners Shopping Center があり、ここには評判の良い Chinese Restaurant が何軒か入っている。しかし 2002 年の Virginia スナイパー事件のとき、この Shopping Center に入っている Home Depot の駐車場が事件現場の一つで、一人が射殺された場所であるとついさっき知って驚いたところである。

ところで、アメリカには Seven Corners まで行かなくとも、Four Corners と呼ばれる場所がある。これをただの4叉路だと思うと、とんでもない間違いだ。そもそも交差点ではない。アメリカの地図を見ているとすぐ気づくことだが、Utah、Colorado、New Mexico、Arizona の4州が、1点で接していることが分かる。そのような場所は、他のどの場所にもない。全米でただこの1点のみだ。その接点が Four Corners である。緯度・経度は 36°59′56.31532″N, 109°02′42.62019″W だそうだ。きっとこんなところ、砂漠の真ん中で人が住むようなところではないのだろうし、州境には特に線など引いてあるわけではないから、行ってみてもどこがそれだか分からないのだろうと勝手に想像していた。さきほど改めて調べてみたら、前半部分は当たっているようだが、後半部分はそうでもないことが分かった。

Colorado 以外の3州側の接点は Navajo Indian Reservation 内にあるが、Colorado 側のみ Ute Mountain Indian Reservation 内にあるとのこと。そしてこの点には Monument が置かれており、近くを走る US Highway 160 から New Mexico State Road 597 でこの Monument まで行くことが出来るとのこと。モニュメントはこんなものだそうだ。

Monument_2

そして確かに Google map で見ると付近の地図はこんなことになっている。

View Larger Map

便利なもので、そこがどんなところか、同じく Google map の Satellite view で見ると、こんな感じになっている。

View Larger Map

砂漠か高台か分からないが、とにかく人が住めるような場所ではなさそうだが、Monument を取り囲むようにして駐車場らしきものがあり、ちょっとした建物(売店か何かだろう)があるように見える。

ネットで現場の写真を見つけた。

Park_2

行って見ても別にどうということのない場所なのだろうとは思うが、昔から気になっている、何となく行って見たい場所である。しかしきっとそのためだけに行くことはあるまい。Arizona や Colorado、Utah にはそれぞれ行ってみたい場所はあるが、こんな辺鄙なところには基本的に用はない。

ところで Four Corners を Wikipedia で調べていたら、Maryland にも Four Corners と呼ばれる場所があることを知り、非常に驚いた。しかも比較的すぐ近所である。Silver Spring の北部、US 29 と MD 193 の交差するあたり(I-495 の Exit 29、Exit 30の北側)の地区をそう呼ぶ。行ってみたことはないが、地図で見るかぎり、とりたてて特徴のない、普通の住宅地のようだ。名前の由来は不明であるが、大方 US 29 と MD 193 の交差点というところだろう。しかしその程度の命名法なら全米いたるところに Four Corners が出来てしまう。まあ実際、MD 以外にも Florida、Montana、Oregon、Texas、Wyoming、South Carolina などにあるようだ。

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